BrainFeeder 1 “三代目魚武濱田成夫 ~ 俺は君の乳首を世界一やさしく噛むために東京へきた。 ~ “

あけましておめでとうございます!

2017年第1号の読書感想文となります。

今までは読書感想文を、読書記録、略して【読録】と名付けて8月13日の2016年第1号から計26個の感想文を書いてきました。

とりあえず3日坊主にならずに、141日で26冊分、つまり5.4日/冊くらいのペースで141日間本を読み感想を書き続けてこれたので、小さな成功を継続して積み重ねあげてこられたという面では満足しております。

「継続は力なり」、あとはこの習慣を今後も続けていくだけです。

先日の20「17」の抱負でも書いた通り、2017年は4日/冊のペースで読んでいくつもりですので、2017年は90冊読む計算です。
これを続けていけば、3年後には270冊、5年後には450冊分の知識が身につき、今よりももっと人生を楽しめるようになるという算段です!
考えるだけでワクワクしてきますね!

さて、今まで【読録】と読んできたこの読書感想文ですが、あまり読録という響きが個人的に好きでありませんでした。

しかも、キーボードで「どくろく」と打って変換しようとすると、「毒6」と出てきて、毎回変換が大変という難点?もありました(笑)

ということで、2017年になりましたし、読録の名前を変えることにしました。

新しい名前は【BrainFeeder】です!

本を読んで教養をつけるのは、つまり脳みそに成長のための栄養を与えているようなものだ、というアナロジーからこの名前にしました!

ということで、BrainFeeder第1号は 三代目魚武濱田成夫 著書の 俺は君の乳首を世界一やさしく噛むために東京へきた。 という本についてです。

個人的全体評価: (2.5/5)
読みやすさメーター: (4.5/5)
語彙の難しさメーター: (1/5)
ドキドキメーター: (3/5)
新しい価値観メーター: (3/5)
説得力メーター: (0.5/5)

この本に自分でタイトルをつけるならズバリ: なんじゃこりゃ

著者: 三代目魚武濱田成夫

兵庫県西宮市出身の詩人、ミュージシャン、京都市立銅駝美術工芸高等学校漆芸科卒。自分を讃える詩しか詠わないことをコンセプトにした詩人であり、全ての作品は自分の為に製作している。名前の由来は1988年、25歳の時に実家の寿司屋「魚武」の三代目魚武を襲名したことから。1998年に女優の大塚寧々さんと結婚しているが、2001年に離婚。
『駅の名前を全部言えるようなガキにだけは死んでもなりたくない』、『君が前の彼氏としたキスの回数なんて俺が3日でぬいてやるぜ』など、ちょっとぶっとんでるタイトルの詩集を数多く出している

読書に至ったキッカケ

新年早々から東京に引っ越し住んでいるのですが、友達に誘われてBarに行ったところ、目の前に置いてあったのがこの本でした。

「俺は君の乳首を世界一やさしく噛むために東京へきた。」

なんてふざけた本なんだ…と思いながら手に取り開いてみると、中身は想像をはるかに超えるほど、そして気持ちいほどブッとんでいました。

というか、まず本だと思って読み始めたら、詩集でした。

内容があまりにもバカすぎて、でもそれが面白く、詩集であったことからスラスラ読めたこともあり、気づいたら目の前に友達が数人いたにも関わらず、読破してしまいました。

要約

好きな女性への愛情を、下品でひねくれていて、けど創造性豊かな表現方法で詩にして詠っています。

いくつか写真をとってきたので、ここに載せようと思ったのですが、読み返してみたところあまりにも下品すぎたのでやめます(笑)

一個だけ変態だけどあまり下品じゃないものがあったので、ここに載せます…

ま、こんな感じの詩が永遠と続いている本でした(笑)

所感

「こんな下らないことを綴った本が売れるなら、自分でも本を出したらまあまあ売れるのではないか?」

と読みながら考えてみたら、これはいわゆる、ピカソの絵を見て「こんな落書きのような絵だったら自分にもかける」と錯覚するのと、実は似たようなものなのかもしれない、とも思いました。

Pablo Picassoの絵にはCubismという高等テクニックが施されているわけで、素人の目からしたら到底理解できないものです。

それと同じように、この三代目魚武濱田成夫さんの詩も、自分が読むと「なんてくだらないんだ」と感じますが、もしかすると、くだらない・下品を追求すると、彼の詩のようなものにたどり着くのかもしれません。

モダンアートなんて、意味のわからないものばっかです。

まだ右も左もわからなかった大学1年生の頃受講していた、エッセイを書く”Expository Writing”というクラスで、ある日美術館に連れていかれ「これについて2.5ページの作文を書いてくるように」と言われ見せられたのが、このアート作品でした。


このアート作品についてはこちらから

「….う〜〜ん、四角の上に四角があり、またその上に四角があります。。

そして、それぞれ四角の色が違います。

多分ですけど、そのほうが奥行きが出るんだと思います。。

それ以上なに書けばいいんだよ!!!!!!!

と途方に暮れたのを、今でもすごく覚えています。

要するに、モダンアートなんてものは、わかる人には奥深いけど、わからない人にはさっぱりなんだな、というのが私の持論です。

そして、この本もそれの一種で、きっとわかる人が読んだら感動するものなのでしょうけど、自分には「なんじゃこれ!!」と突っ込んで、少し笑って終わるだけの本でした。

でも、読んでいて、よく分からない世界に引きずり込まれたのは事実ですし、たまにはこういう作品に触れるのもいいな。なんて思いました。

応用

面白いと思った本や美術館には、とにかく積極的に触れたり行ってみたりして、自分の知らない世界にどんどん入ってみる!

今年もよろしくお願いします!!!

1 Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *