放浪記①: 土佐 2日目 ~小林竜馬がゆく~

土佐、最高ぜよっっっ!

初日からいきなり土佐楽しみすぎて、ブログ更新してる時間がありませんでした。

今ようやくホテルで一息つく余裕ができましたので、駆け足で初日を振り返っていきたいと思います。

朝ドライブ

坂本龍馬ゆかりの地、土佐で情景を楽しみながら「竜馬がゆく」を読みたい。

そんな気持ちで計画した今回の高知旅行ですが、「夢を語れ」の店長である西岡津世志さんの紹介で出会った神谷宗幣さんと、彼の友人である関谷さんのおかげで、初日から神谷さんの運転で、3人で高知の様々な場所を回ることができました。

スタートは朝8時、大阪の山田駅でした。

前夜東京からの夜行バスに乗り、朝大阪入りし、そこからは神谷さんに車で拾ってもらい、2人で高知まで4時間ほどかけてドライブしました。

神谷さん、運転ありがとうございました!

神谷さんは、29歳の若さで吹田市の市議会議員に当選し政治家となり、現在は「学校では教えない、正しい・面白い歴史の授業をオンラインで教えよう」という志を持ってCGS(Channel Grand Strategy)というオンラインメディアを運営しています。

CGSはオンライン上で無料で15分単位の歴史の授業動画を配信してるのですが、これがとても分かりやすく面白いので、オススメです!

日本の将来を、我々の先祖たちが築いてきた歴史(縦軸)、そして世界の情勢(横軸)を知らないものに作って行けるはずがない、だから歴史を勉強するということは、将来を作るための絶対必要条件である、と熱弁していただき、神谷さんによるコロンバスのころから500年分ほどの歴史講座をドライブしながら贅沢に独り占めさせていただきました!

ただ、前夜の夜行バスが思ったよりきつく、残りの2時間は爆睡してしまいました。。

夜行バス、完全になめてましたが、全然ねれなかったです。

ひろめ市場

高知市に着いたのがお昼ごろでしたので、まずはひろめ市場という、高知市の魚市場のようなところでお昼ごはんを食べました。

ここで、神谷さんの知人の関谷さんという方に合流。

彼は東京在住の方なのですが、坂本龍馬ファンということで今回高知県まで駆けつけてくださった方です。

大サムライ会という、きものコンテストに出場して優勝してしまうくらい日本のことが大好きな方なのですが、もともとの入り口はやはり「竜馬がゆく」を20歳のときに読んだこと、だと教えてくださり、そのあとどのようにして彼なりに日本の歴史について学んでいき、そしてそれがどんなに楽しいことであるか、というのを本当に楽しそうに話してくださる方でした。

彼の話とその豊かな人柄を見ていると、もっと日本の歴史を勉強したくなりました。

そんな彼と神谷さんと、横浜から家族でかけつけたという方とみなでカツオのたたきを食べました。

知らなかったのですが、こちらの人はカツオのたたきを、塩と、わさびと、にんにくで食べるのですね。

今まで食べたカツオのたたきの中で、一番おいしかったです!!

カツオのたたきを食べながら、高知県をこよなく愛す関谷さんが高知のことについて色々と教えてくださったのですが、どうやら土佐人は大の酒好きである、ということがわかってきました。

このときはまだ、この夜何が待っているかを私は知る由もありませんでした…

桂浜

ひろめ市場を出たあとは、高知市の南の先にある桂浜という浜辺に行きました。

ここには坂本龍馬像があることで有名なのですが、どれどれと見に行くと、ありました。

じゃじゃじゃん♪

思ったより台座がおおきくないですか???

隣で同じポーズをして写真を撮ってやろう、くらいに思ってましたが、龍馬が10mほど高い位置にいたのでいい写真が撮れませんでした(笑)

そのあとは、桂浜の浜辺を歩きました。

自分が子供だった頃、こども向けの坂本龍馬のマンガが家においてあったのでよく読んだものですが、そのマンガには母に「将来何をしたいの?」と聞かれ、小さい頃の龍馬が海に向かって

「わしはなにかでっかいことをなしとげるんじゃ!」

と叫んでいるシーンがありました。

そのシーンを1人思い出しながら、太平洋を眺めてきました。

板垣退助邸跡

桂浜からホテルに帰る際「板垣退助邸跡」という標識を見つけた一同は、どうせなら、と立ち寄ることにしました。

行ってみると、これが海の近くにポツンと立っているだけでした。

板垣退助については、自分が小学生のころ、自由民権運動どうのこうのを勉強したときに聞いたことがある名前でしたし、昔あった100円札の顔の人だということもあって、それなりに有名な人であることは知っていたのですが、土佐出身だということはもちろん知りませんでしたし、何をした人なのかも正直よく理解していませんでした。

彼については結局、3日目にいった自由民権記念館でたくさん勉強することになったのですが、このときはこの石碑を見て、はぁーここに彼の家があったわけか。で終わってしまいました。

夜, 濱長

そして、一同で夜ご飯を食べに行くのですが、高知県で唯一残っている料亭で食事をすると聞いていました。

ただ、料亭といったところがどういったところかも恥ずかしながら知りませんでした。

行ってみると、芸妓さんがいて、土佐弁でおもてなしてくれるのですが、この芸妓さんたちがまた話し上手であるうえに、信じられないくらいお酒を飲むんです。

土佐では女性のことを「はちぎん」と呼ぶらしいのですが、これは土佐の女性は、男の4倍、つまりき○たま8個分働く、というところからきているようです笑

それでは男性は何しているのかいうと、どうやら常に二日酔い状態なのだそうです…そんくらい酒飲みの町なのですね高知は笑

また、高知の飲み文化には献盃、返盃というものがあり、私もこの日初めて学びました。

献盃というのは文字通りお酒を注ぐこと。

ただ、知らなかったのは献盃するときは自分のグラスを使用すること。

つまり、芸妓さんが「お酒のみたいなー」と言ってきたら、まずは自分のグラスを空にしてあげなければいけないのです。

これを、まだ自分のお酒がわりと残っているときに言ってくるので、自分は急いでお酒を飲んでグラスを空にしなければいけません。

また、このとき「あ〜また飲まされた!」などと言ってしまっては最後です。

高知では、お酒はありがたく、おいしく飲ませて「いただく」もの、という共通認識がなされてます。

お酒にはつねに感謝とリスペクトの気持ちを持って接する、そういう飲み文化であるようです。

そして、献盃したグラスが空になったら、「返盃」として自分のグラスを返され、それにお酒をグラス一杯にしてくれます。

この一連の献盃・返盃の流れが、土佐の飲み文化ですね。

献盃、返盃しているはずなので、芸妓さんと同じ量を飲んでいるはずなのですが、むこうは一向に酔う気配がありません。

はちぎん、恐るべしです。。

気付いたら大分酔いが回ってきて、そして何か見たことのないゲームが始まりました。

コマを回して、止まったときに駒が指している方が、とまった面に描かれている器でお酒を飲むというゲームなのですが、これは口では説明することが難しいので是非料亭に行ってみてください笑

また、このとき「ごちそうさま」を言い忘れると、やり直しになってしまいます笑

先ほどの、お酒に対して敬意をはらう、というのと同じ理由でです。

さて、このあとのことはあまり覚えいないので書けません笑

写真だけ残っていました。

…….

初日は「土佐の洗礼」を受ける結果となり、坂本龍馬のことについて学ぶというよりは、土佐人の酒飲み文化について学んで終わりました。

いやーしかし、とても楽しいです、高知。

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