読録17 “成毛眞,松山真之助,藤井孝一,中島孝志,平野啓一郎~ 賢人の読書術 ~ “

読書記録、略して”読録”第17号は成毛眞, 松山真之助, 藤井孝一, 中島孝志, 平野啓一郎の五者共著の 賢人の読書術 という本についてです。

51hdeajavil-_sx349_bo1204203200_

個人的全体評価: (3/5)
読みやすさメーター: (4.5/5)
語彙の難しさメーター: (2/5)
ドキドキメーター: (3/5)
新しい価値観メーター: (3/5)
説得力メーター: (3/5)

この本に自分でタイトルをつけるならズバリ: “五人五色”の読書術 … 十人十色とかけてみました笑

読書に至ったキッカケ

帰宅途中に夕飯の食材を買うためにいつも通り家の近くのイーオンへ。

適当に刺身を買ってレジをでるとあらま、古本セールやってました。

1冊100円くらいで買えるのかと思ったら、置いてた本ほとんど657円しました。(なんちゅう中途半端な価格…)

それでも気になる本がいくつかあったので、手にとってみました。

その中でもこの本は、2013年発刊で「古本じゃないじゃん!」といきなりツッコミを思わず入れたくなるような本でしたが、読始めたら面白くて気付いたら全部読んじゃいました。

657円って、安いんですけど、古本コーナーに置いてあるわりには割高に思えてしょうがなかったので、購入はせずその場でメモ取ってきました(笑)

要約

著者の5人は、それぞれ”賢人”と呼ばれるくらいの成功者らしいのですが、本書では彼ら1人1人の読書術が紹介されていました。

皆違った読書感を持っており、相反するものもあって面白かったのですが、その中でも特に面白いと思った部分を伐採しました。

  • 成毛眞
    1. 超並列読書術のすゝめ … 一度に多分野の本を並行して読むこと
    2. 超並列読書術を続けると、頭の切り替えが早くなる
    3. 自分が生活するあらゆる場所に本を置いておく
    4. 積ん読は、平積みしてためておくと新書のように読める
  • 松山真之助
    1. 良書とは、自分とフィーリングが合う本のこと。良書に巡り合うためには、ハズレ本をたくさんまずは読まなければならない
    2. 派生本より元本の方が良書である確率は高い
    3. 良書と巡り合うために、愛読家や自分の好きな作家のTwitterをフォローして情報収集する
    4. 前書きが良い本は、良書
  • 藤井孝一
    1. 3色ペンを活用して、自分ルールを作って色でわかりやすく書き込む
    2. 読書中、感じたことは該当する文章のすぐそばにできるだけ短く書いておく
    3. 読書は受動的ではなく能動的に! 常に考えながら、疑う気持ちで、対話する気持ちで読む
    4. スキマ時間 – 電車の中ではうと寝してしまわないよいに、立って読書する。一番いい場所は車両の端(連結の近く)
  • 平野啓一郎
    1. スロー・リーディングのすゝめ… 自分自身と向き合うこと、著者目線で読むことを覚えることができる。
    2. 辞書癖をつけよ
    3. 忘れた内容は前に戻って確認する習慣をつける
    4. 音読や書き写しは、その行動に意識が集中してしまうので、スロー・リーディングには不向き
    5. 人に説明することを前提に読めば、自然とスロー・リーディングになる

所感

読書術についての読書は最近意図的に増やしていますが、また新しい発見がありました。

その一方、今まで読んできた読書術についての本と重なる意見も多く、優れた人の読書術にもパターンがあることがつかめてきました。

例えば、超並列読書術なんかは、茂木健一郎さんが同じことを「頭は本の読み方で鍛えられる」で言っていましたし、「良書は前書きで選べる」ということについても千田琢哉さんが「人生で大切なことは、すべて『書店』で買える。」ですでに同じことを述べていました。

複数の著者にあげられている読書術は、それほど多くの人にとっての教訓となっているということですので、自分もぜひ見習いたいです。

ということで…

応用

    1. 並列読書術をする。特に多分野の本を読むように心がけ、生活場所のいたるところに本を置いておく

これは実はすでに始めているのですが、さらに徹底したいと思います。
車の中、リビング、ベッドの枕の横と本は置いてあるのですが、事務所にも置いておくようにしたいと思います。

    1. Twitterで自分の好きな作家をフォローする

持ってはいるもののあまり使わないTwitterアカウントがちょうどありますので、それで例えば斎藤孝さんとかフォローしてみます。

    1. 3色ペンを使う

これも実はすでに始めています。
今は辞書を引くときは「黒」、本の流れを掴むために振り返るときにわかりやすいようにsemi-重要な箇所は「青」、主旨となりえる大事な分は「赤」で区別しています。

    1. 人に説明する前提で読む

つまり、このBlogを続けることが、読書の質を高めることにつながると思います。

1 Comment

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *