読書記録、略して”読録”第9号は 千田琢哉 著書の 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。 という本についてです。
個人的全体評価: | |
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難しさメーター: |
読書に至ったキッカケ
現在プレーしているサッカーチームのアシスタントコーチの家に遊びに行ったとき、サッカー本で埋め尽くされていた本棚の中で1つだけ異色な輝きを放っている本が目にとまりました。
読録1で紹介した樺沢紫苑さんの「読んだら忘れない読書術」であったり、茂木健一郎さんの「頭は本の読み方で磨かれる」など、読書についての本を読書することが最近の自分のなかのプチブームでありましたので、迷わずアシスタントコーチの方に、貸してくださいとお願いしました。
要約
著者の千田琢哉さんは、この本から感じ取れる範囲でいうと、超がつくほどの読書好きです。
今でも悪夢にうなされて汗ビッショリになって目が覚めるのは、書店で欲しい本をレジに持って行ったのに、財布のお金が10円足りなかったあのシーンなのです。
とまで言っています(笑)
さらには、読書をしてる人は顔が左右対称になって、男性はかっこよく、女性は美人になる。と根拠ゼロで論じてます。
しかし、その極端なほどの読書家っぷりは、私はどっちかというと痛快で好きです。
そんな千田さんが”読書のすゝめ”を80項目にわたって主張しているのが本書です。
その中から個人的に気になった項目をいくつか紹介します。
残業しているより読書している方が給料は増える
残業しているより、その部分を読書に当てたほうが、知識のインプット量が増え、よって知識x知識=知恵なので、知恵がつき出世できるから。
素晴らしい小説は素晴らしいビジネス書。素晴らしいビジネス書は素晴らしい小説
そのまんまです。
音読してみると新しい自分に出会える
自分はこんな声をしていたのかと、改めて発見がある。
目だけの読書じゃ見落としがちな言葉もキャッチできる。
意外に簡単な漢字が読めない自分にも出逢う。
意外に簡単な言葉の意味を知らない自分にも出逢う。
斎藤孝さんが「斎藤孝 ~ 語彙力こそが教養である ~ 」で言っていた、素読と同じですね。
インプットの質は必ず量の上に成り立つ
良書、運命の1冊と出逢う唯一の方法は、読書量をとにかく増やすこと。
読書量が多くないと、そもそも良書が悪書かは判断できない。
自分でもタイトルを考えると本質を衝く能力がつく
タイトルはだいたい出版社が決めているとのこと。
その本を世に出し、出版に費やした投資の回収をするために命がけでタイトルを考える出版社の気持ちになって当事者意識をもって考えてみると本質を衝くトレーニングになる。
本の買いすぎで貧乏になった人はいない
1日1500円の本を1冊買ったとしても、1月に4万5000円。
でも年収と読書量は比例すると多くの人は断言していて、そう考えれば安い投資。
それに、本は自費で買ってこそ、敬意をもって読書に向かうことができる。
まえがきの面白い本を選ぶ
膨大な読書をこなしてきた著者が断言するのが「まえがきがつまらない本で内容が面白いということはない」ということ。
実際に本を書く側になってわかったのが、まえおきの大切さ。
出版社が読者をキャッチするために、特上に面白いネタをまえおきにもってくる、とのこと。
積ん読本は枕元においておく
枕元の積ん読は、眠気を誘う時もあれば、脳の整理整頓がされる睡眠直前なので記憶に残りやすいので、一石二鳥。
応用
- 本のタイトルを自分でつけてみる
- 積ん読本は枕元においておく
- 本は自費で躊躇せず買う
の3つは今すぐ実践できますね。
本のタイトルを自分でつけてみる、に関しては次回の要約から早速やってみます。
積ん読本を枕元に置く、は実はすでに始めています。今自分の枕元には五味川純平の「人間の條件」が置いてあります。
本は自費で躊躇せず買う、もこれから積極的に取り組んでいこうと思います!
まとめ
やっぱり読書は大事ですね。
でも、人と触れ合う時間を削ってまで読書に時間を割こうとは自分は思いません。
本だけでなく、人間とも向き合っていかないと、ヒューマンらしさが失われて理屈だけの頭でっかちになりかねないですからね。
1人の時間をどれだけ多く作って読書にあてるか、というよりも今すでにある1人の時間(移動時間や朝の時間)を最大限読書の時間に使えるよう、意識していこうと思います。
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