読書記録、略して”読録”第1号は樺沢紫苑(kabasawa shion)氏著書の”読んだら忘れない読書術”です。
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読書に至ったキッカケ
私には、この本の題名にもあるように、
という経験が以前から多々ありました。自分の中で、これではせっかく読んで一時インスピレーションを受けていい気になっていても、全く知識として落とし込めていないと、悔しい気持ちで自己観察していました。読んでも忘れていたのでは、読書した意味がありません。そんな自分を自覚していたので、本屋でこの本を見たときに迷わず購入しました。
要約
この本の要約を1文でまとめると、「楽しく読める本をスキマ時間を利用して読んで、読書後はアウトプットせよ」です。では要約してきます。
読書の内容を忘れないための2つのテクニック
- 読書でインプットしたあとはアウトプットする。以下の4つのアウトプットのどれかを1週間内に3つ行えるのが理想
- 本を読みながらメモを取る、マーカーでラインを引く
- 本の内容を人に話す、本を勧める
- 本の感想や気づきをSNSでシェアする
- 書評・レビューを書く
- スキマ時間を利用して読書する。60分ぶっ通しで読書するよりも、4回の15分間読書
①のアウトプットも②のスキマ時間利用法に関しても、脳科学の研究で記憶術に役立つことが証明されています。
毎日脳に絶え間なくインプットされる情報、その中からも特に重要であり、記憶するべきと脳が判断する基準が2つあります。
1つは「何度も利用される情報」。
もう1つは「心が動いた出来事」。
アウトプットをすることは、つまり情報の振り返りにもなるので、記憶に役立つとのこと。またアウトプットをするのを前提に読書をすると、読書によい緊張感を生み生産性のある読書ができる。
「心が動いた出来事」を脳は記憶する、という性質を利用するには、とにかく読書中にドーパミンやアドレナリンなどが分泌されるのがカギ。つまり、読書を楽しむ!!ということが何よりも大事ということですね。
スキマ時間に関しては、
脳科学が人間が高い集中力を発揮できる限界は15分、
普通の集中力の限界は60分
であるということを証明しています。これを利用するわけです。また、同じ15分でも「初頭努力」と「終末努力」という言葉ありまして、要するに開始5分と最後の5分はより頑張れるというわけです。これを15分間のウィンドウでやると、15分のうち10分がとても集中力の高い時間帯になります。
応用
1.アウトプットの場として、今まで眠っていたこのブログを利用することにしました。
読んだ本の要約、学んだことをどのように行動に移し自分の人生に役立てるか、気に入ったQuoteなどを書き留めていくことで、今までのように読んだ本の内容を忘れることがないようにしたいと思います。
2.スキマ時間の活用法として、残念ながら今の自分は車社会で生活しているため、電車通勤中の読書をすることはできません(自分は運転が大好きなので車社会を不便に思ったことはないのですが、この本を読んだ後東京に住むことのメリットがまた1つ増えたような気がしました。あと、忙しい人がドライバーを雇う理由もようやくわかった気もします。)
ですので、いつもより朝早くおきて、サッカーの練習場に20分ほど早く着き、日陰に車を駐車して涼しいところで読書する時間を設けることにしました。そして、サッカーと仕事の合間の昼の休憩時間にも15分間、そして夜の寝る前にも15分間、計1日45分間の読書の時間を最低限確保することにします。
まとめ
この本を通して、読んだことを忘れない読書法を学んだだけでなく、なぜ自己成長において読書が大切なのかを再確認できました。
以前よんだ茂木健一郎氏の「頭は本の読み方で磨かれる」という本に書いてあったことで一番印象に残っているのは
読んだ本の数だけ高い所から世界が見える。読んだ本の数だけ、足の下に本が積み重なっていくイメージ…その足場は、読むジャンルが多ければ多いほど、より安定します。
という一文。
樺沢氏は読書することのメリットを以下のようにまとめていました。
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- 本には何千人もの成功体験と失敗体験が載ってる。何か新しいことを始めるのに、千人分の成功例と失敗例を知っているのと知っているのでは出発点が大きく違う。
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- 本を読む人と読まない人の違いは決定的に文章力に現れる。そしてインターネットの時代となった現代は今まで以上に文章力が実は極めて重要になってくる
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- 脳科学的に、読書はストレス発散に一番効果的であることが知られている。悩み事があったときに、解決法を読書でよんで知るだけでストレスは大きく改善される
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- 文学作品を読むと、人の表情から心情を読み取る能力が向上する
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- 運命の1冊との出会いが人生を大きく変えることがある
茂木氏と樺沢氏、2人とも本を読むことでより”高い”、または”進んだ”視点から物事を観れるようになると述べています。この本を読んで、早く次の本を読みたくなりました。月7冊以上、4日に1冊のペースで本を読むと、日本人における読書量でtop4%に入れるようです。まずはそこを目標に頑張ります!
樺沢氏は精神科医でもあり、研究成果などに基づいた説得力のある読書の大切さと読書法について説いてくれました。みなさまにはオススメしたい1冊です!!!
第1回の読録ということで長くなってしまいましたが、回数を重ねるごとに簡潔に短時間で書けるようにしていきたいです!
それではまた!
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